最近増えてきたSNSを使った浮気

最近増えてきたのがSNSを使った浮気です。これには二つのパターンがあり、一つは1~2回関係を持っただけの割り切ったパターン。もう一つは昔の知り合いとSNSで再開、そのままお付き合いスタートのパターンです。

この2つには大きな違いがあって、前者の場合は不倫相手にペナルティを負わせるのが難しいというのがあります。と言うのも、日本の不倫裁判の例を見ると【少なくとも2~3回以上の浮気の証拠がないと不貞の証拠としては弱い】つまり、気の迷いだったとか、何らかのはずみだったとか、そういう判断が下され、夫婦関係継続を促されることが多いのです。離婚裁判まで持って行っても、大事にはできず、慰謝料額も少なめに計上されることが多いくらいなので、不倫相手に対してはペナルティを課すためにはかなりの労力が必要になる割には見返りが少ない、ペナルティは与えにくいというのが現状です。もちろん、浮気していた配偶者がとっかえひっかえいろんな相手と不倫を楽しんでいた場合は、【不倫常習者】として普通の不倫と同じような、もしくはそれ以上のペナルティを与えることは可能になってきます。

後者の既知の知人との不倫については、一人の相手と長くお付き合いをする傾向にありますので普通に不倫として処理するのがよいでしょう。離婚をしてもしなくても相手に慰謝料請求をすることは可能ですし、裁判までもっていって相手の信用を落とすことも可能です。ただ、裁判まで持っていくと自分のパートナーの不倫も公表される可能性がありますので子供がいる、離婚の意思がない、そんなときはやめておいた方が無難かもしれませんね。