浮気したほうからは離婚できないって知ってましたか?

一昔前まで、ご主人に他に好きな女ができたという理由で追い出されたなんて話がよく聞かれましたが、実はこれ、違法。悪意の遺棄という風に取られます。だってこんな自己中が通ったら結婚の意味なんてないですよね。

浮気をした方は有責配偶者と呼ばれます。有責配偶者になった時点で離婚するかどうかを決める決定権はなくなるのです。いくら有責配偶者が離婚したいと思ってもされた方が離婚を拒否したら調停や裁判をするしかありません。相手の意思が固ければ調停では決まるはずがありませんので裁判になります。裁判になればもしかしたら離婚が認められるかもしれませんが、浮気の事実が記録として残ることや、証拠があればその証拠が世間にさらされること、たびたび会社を休んだりしないといけないことからダメージは大きいものとなるでしょう。社会的にも日本は不倫に容認的ではないため、次の再婚や親せきづきあい、近所付き合いにも影響が出ることもあり得ます。

年月をかければ夫婦関係が破たんしたということで離婚できる可能性がありますが、相手の収入が少なければ婚費として相応の生活費を渡さないといけません。これも有責者にとってはかなり大きなデメリットでしょう。

有責配偶者が自分勝手に「好きな人ができた!離婚したい!」といってもそう簡単には通らないのです。ですので浮気された方は離婚したいと言われたからといって簡単に応じることはないのです!タイミングを見計らい、自分にとっていいタイミングで離婚するようにしましょう。